お知らせ

2023年06月16日

夏季特別展「加賀本多家の馬具」はじまりました

 6月16日から、夏季特別展「加賀本多家の馬具」がはじまりました。
 加賀本多博物館では、加賀本多家2代・本多政長所用の品を含む江戸時代の馬具一式を所蔵しています。この中には蒔絵の鞍や加賀象嵌の鐙をはじめ、馬面(ばめん)と馬鎧(うまよろい)、馬の鬣(たてがみ)を結うための髪巻糸(かみまきいと)、絹糸で編んだ馬用の草鞋(わらじ)「馬沓(うまぐつ)」といった珍しい装具も含まれており、一括して石川県の文化財に指定されています。これらの加賀本多家伝来の馬具を、一堂に公開いたします。


馬面


 また、加賀本多家初代・本多政重の父は、徳川家康の重臣・本多正信です。正信は家康の厚い信頼を受け、側近として江戸幕府の創業と政権基盤確立に貢献しました。全国的にも珍しい本多正信関連資料を展示するほか、政重が関ケ原の戦いや大坂の陣で使用したと伝わる甲冑や刀剣など、武装品も展示しています。


 古文書コーナーでは、青地家に伝来した織田信長の発給文書(朱印状・黒印状)を紹介しています。


織田信長の朱印