お知らせ

2024年09月06日

秋季特別展「前田綱紀と加賀本多家」はじまりました

 9月6日から、秋季特別展「前田綱紀と加賀本多家」がはじまりました。
 加賀藩中興の「名君」といわれる5代藩主前田綱紀は、幼少時に父である4代藩主前田光高を亡くし、祖父利常の後見のもと、藩主となります。綱紀は藩政組織を整備するとともに、学問・芸術の振興と発展にも尽力しました。80年ほど藩主を務めた綱紀を支えたのが、加賀本多家の当主たちです。前田綱紀に仕えた2代本多政長、3代本多政敏、4代本多政質などの関連資料を通して、没後300年となる「名君」前田綱紀像に迫ります。
 文書コーナーでは、加賀本多家2代本多政長と会津藩主保科正之との間でやり取りされた文書を紹介します。綱紀の正妻は、幕閣の有力者である保科正之の娘摩須姫で、将軍徳川家綱から綱紀の後見を命ぜらた正之は、岳父として綱紀の加賀藩政を補佐していました。


前田犬千代・利常連署領知宛行状

綱紀より拝領の采配、刀装具(加賀後藤)

保科正之書状